7月 19, 2013

箱入り息子の恋

7月 19, 2013 0



不器用なふたりの恋の物語。

テアトル新宿は、場内、号泣の嵐でした。
となりが中年男のお一人様だったんだけど、
この人がまたずっと号泣しっぱなしで。
そして自分も不覚にも、つられてしまい。

でも これだけ泣ける映画は久しぶり。
必見ですよ。ホントです。

 「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」って言ったのは早川義夫だけれど、
 この映画は「かっこ悪いってことはなんてかっこいいんだろう」って感じ。

大切な人のためなら、どんなにみっともなくたっていい。どんなに傷ついたって、失くしてしまうよりはまし。ボロボロになっても、絶対あきらめない。星野源、大熱演です。夏帆のはかなくて透明な美しさも、奇跡のようだったよ。



 しかし、吉牛で涙するとは思わなかったなあ。。。

吉野家のシーンは2回あるんだけど、どちらもほんとによかった。
ささやかだけどやっと手に入れた、二人だけの大切な一瞬。
そしてそれを失くしてしまったときの、とりかえしのつかない悲しみ。
この2つのシーンをつなぐのが、つゆだくの牛丼。
こう書くとギャグみたいだけど、でも本当につらいことって、
そういうふとした時に襲いかかってきて、心をずたずたにしてしまう。
そういうものだよねえ。

この二人が、街のどこかでひっそりと幸せに生きていってくれたらいいなあ。

1月 31, 2013

「みなさん、さようなら」

1月 31, 2013 0
http://minasan-movie.com/

団地にはなんでもある。
床屋もケーキ屋も、スーパーも食堂も。
友だちも仲間もいる。喧嘩相手も、初恋相手も。

集会所で同窓会もできる。恋も就職もできる。
だから…、ぼくはこの団地から出て行かない。
一生、この団地で生きていく。

…って決意する主人公の度会くん。小学校卒業のときに。
なぜ? …ってもちろん、深いわけがあるんだけれど。



母親も友だちも、そんな彼を暖かく見守る。
隣の女の子や、同級生の美少女との恋もありつつ…、
でも、いつのまにか仲間はみんな、団地を去っていく。
ひとりだけ団地を出ていけない渡会くん。

みんな、行ってしまう。みんな変わってしまう。
「変わってしまうのって、そんなにいいことかな。
 あたしは変わらないのがいいな」
そう言っていた彼女も、いつか大人になって、団地を、自分のもとを去ってしまう。
「あたしはふつうに生きたいの…」 ふつうって変わっていくことなのかな?

団地の外へ続いていく階段を、どうしても降りていけなかった度会くんが
あるとき…。


つらい物語だなあ。
今のところ、なんとなく小器用に生きて行けているのかもしれない自分がいて、
でもそんなのはちょっとした偶然の積み重ねかもしれなくて、
彼のようにうまく生きられない人もたくさんいるけど、それはもしかしたら自分だったかもしれない。
いや、これからの自分かもしれない。
そうなったとき、彼ほど頑張れるだろうか、ひどく疑問だ。

いろんな人がいて、みんなそれぞれ無理をせずに生きていってもいいんだって、
寛容な想いを、お互いがもてるようになれば、少しだけ世の中も楽になるのかもしれないな。


 テーマソングがエレファントカシマシの「Sweet Memory」。
 「生きてるといろんな思い出ができるけど、…」
 
 「思いにつぶされないように、明日もどーんといこうぜ!」
賛成!!


1月 29, 2013

「世界の終わり」

1月 29, 2013 0


「エンド・オブ・ザ・ワールド」。

小惑星の接近で、あと21日で間違いなく地球が滅亡しちゃうんです。あなたは何をしてすごしますか?
 
いろんな人がいる。暴動を起こす人、ナンパに狂う人、仲間とパーティのフリークたち。お金を払って自分を殺してもらう人。海辺でただ静かに過ごす人。何事もないように、毎日の仕事を笑顔で一生懸命やる人。 

そして主人公は、ハイスクールの時に別れてしまった、大切な彼女を探しに、旅に出るのです…。


笑って、笑って、笑って、泣いて、泣く(:_;)…、って感じの映画。都内上映はもうすぐ終了。
よかったらぜひ! 全然美人キャラでないキーラ・ナイトレイが、とっても、いいです。
ワンチャンのあの歌も出てくるよ~。


 
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