11月 30, 2011

ラブ&ドラッグ

11月 30, 2011 0
不覚にも…



前半はひたすらお下劣コメディで大笑い、
後半は難病をテーマに一気にシリアスに。
そして一度は別れる二人が、最後にはふたたびめぐりあって…。

しんみり、じんわり。
見事にパターン化されたお手軽ムービー、って言ってしまえば言えるのだけれど…。

不覚にも、しっかり泣かされてしまった。
いい映画です。
コメディと物語への愛が感じられます。


しかし、アン・ハサウェイというのはこうしてみると、
大島弓子のコミックに出てきそうな感じだなー。

↓こんな感じの。

11月 07, 2011

1枚50円 ♪

11月 07, 2011 0
開店間もない渋谷のGEOがまたまたレンタル出血サービス。

なんと、1枚50円。上限10枚、ばっちり借りてきましたよ~。











☆Minute By Minute ドゥービーブラザーズ
トム・ジョンストンが抜けて、マイケル・マクドナルドがフロントになり、
すっかりAORバンドになったときの1枚。名盤。
グラミーとか、ずいぶん受賞してたと思う。



78年かな。なつかしいな。
マイケル・マクドナルドとデビッド・フォスターが大好きな女の子がいて、
当時はLPだったけど、貸し借りしたり、ライブに一緒にいったり。
なつかしいな…。

☆Reggatta De Blanc ポリス
えーと、これはセカンドかな。
メッセージ・イン・ア・ボトルから始まるやつ。
これも名盤だなー。パンク+レゲエとか言われてたけど、
それだけじゃ収まらない、この人たちだけの、ユニークな音だった。
なんか性急で、切迫してて。スネアを聞いてると、「ぼやぼやするなよ」って
背中をどやされてるみたいだった。
It's Alright for You はたしか、友だちとコピーしたなー。

☆Hydra TOTO
これもセカンド。99。St.ジョージ&ドラゴン。名曲ぞろい。
このころの曲って、ほとんどデビッドペイチが書いてたんだな。
ジャケットがかっこよかった。物語性があって。

☆No Rest For The Wicked オジー・オズボーン
これはけっこう新しい。88年か。
ミラクルマン、デビルズ・ドーター、クレイジー・ベイビーズ、
冒頭のこの3曲の、いかにもな感じがたまらない。

ザック・ワイルドがいいなー。この人は好きだなー。

☆Long Live Rock 'N' Roll レインボウ
出ました、バイブル。
故ロニー・ジェイムス・ディオ、故コージー・パウエル、リッチー・ブラックモアの3頭体制が産み出した、多分ロック史上ずーっと残っていくであろう、奇跡の名作。
だって、ロング・リブ・ロックンロールとキル・ザ・キング、ゲイト・オブ・バビロン。この3曲が入っているんだからなあ。お化けアルバムですよ。他の曲もそれぞれいいし。よく作ったよな~、感動。

☆Close To The Edge イエス
イエスとラッシュをいつも探してるんだけど、なかなか見つからないんだよねー。
これは72年。5枚目だそうです。邦題は「危機」。
リック・ウェイクマンが大活躍。

このころのいわゆるプログレって、大作、組曲ってのが多かった。
この作品も、わずか3曲だけど、構成がよくって、よく聞いてた。

目をつぶって聴いていると、意識がどこまでも広がっていく感じ。遠くへ。果てへ。
ピンクフロイドもそういう感じだったけど、サウンドはずいぶんちがったなあ。
なんというか、イエスのほうが、クスリではないような。

☆Let's Dance デビッド・ボウイ
ある意味、80年代を代表するような大名作。
モダン・ラブのイントロのドラムを聞いたとたん、
意識がいっぺんに塗り変えられたような気がした。
パワフルだったなー。
そしてチャイナ・ガール、レッツ・ダンス。もう、へろへろですよ。降参です。

ところでギターはナイル・ロジャースだけだと思ってたけど、
リードギターはスティービー・レイ・ボーンだったのですね。知らなかった。


☆L.A. GUNS 
デビュー作です。元ガールのフィリップルイスとトレーシー・ガンズが組んだバンド。
トレーシー・ガンズはその前にはアクセル・ローズとやってて、それがガンズ・アンド・ローゼズ。
フィリップのボーカルはアクセルと比べるとかなり劣るんだけど、あの美形ぶりはやっぱりちょっと他には代えがたいものがあります。

ハリウッドティーズも名演だけれど、やはりこのアルバムのベストトラックは「セックス・アクション」でしょう。なにか、強烈な衝動を感じます。
アマゾンのレビューで、ある女性が「ピンヒールを履くときは、いつもこの曲が頭の中を鳴り響いている」と書いていて、「なるほど!」とものすごく納得したのを覚えてます。きっと、スイッチが入るんだよね。




☆Go Ahead 山下達郎 
名作です! 声を大にして言いたい。
レッツ・ダンス・ベイベ、ついておいで、潮騒、ペーパードール、
みんな、このアルバムに入っているのです。歴史的な一枚。
曲も構成も展開も最高。なによりも、音がいい。高い音圧、クリアな音質。
ベースは、ドラムは、エコーはこう録るんだ! という、達郎の断固たる明確な意思表明。

そして、なんといっても不朽のファンク・ソング、「Bomber」。
B面ひっくり返した1曲目(当時はもちろんLP)で、いきなりこのテンション。



いやあ、かっこよい。ベースも、ギターも、一生懸命コピーした。
アイズレー・ブラザーズへの、日本からの回答のような曲です。

☆Poison レベッカ
これも外せないなー。MOONは良い曲だ。




という10枚。みんなLPとかカセットしか持っていなかったんで、
いつかCDで買い直さなければ、と思っていたのですよ。
1枚50円レンタルは嬉しいなあ。この10枚で500円だもの。


ということで、思えば久々のブログ。
ここのところずっとフェイスブックに一言書いて終わりばかりだったんで。。。
またブログに戻ろうかな。

10月 17, 2011

1枚50円♪♪

10月 17, 2011 0


渋谷にGEOが開店!

レンタル出血サービス。なんと、1枚50円。
安くてばんざい!

ということで、10枚、レンタルしてきましたー。





☆スティービーワンダー、初期3部作、いっきょに3枚!
トーキング・ブック、ファースト・フィナーレ、インナービジョンズ。
名作中の名作! 迷信もブギー・ウーマンも、ハイヤー・グラウンドも、みんなこれらのアルバムから。
「1000億光年の彼方」は、改めて泣けた。



☆アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ ニール・ヤング
テルミーホワイが入ってるやつ。
高校生時代のお気に入りの一枚だった。

で、この中の、この名曲を、なんとポールと二人で歌ってるビデオがあるんだよねー。
↓これ。



もう、言葉もありません。


☆二名敦子、後期2枚
「him」と「naturally」。
悪くないけど、やっぱり初期の頃のほうが、太陽の匂いがして、いいなあ。
この2枚もリゾートっぽさを目指してるんだけど、
なんかスタジオっぽさを感じる。フィジカルさが減ってしまったというか。
色白になってしまったような。

でも、「ハートはオフショア」とか、いい曲もたくさん。


☆流民の歌 甲斐バンド
実は初聴。甲斐バンド全盛期のライブ。
CD2枚組の大ボリュームで、代表的な曲は殆ど入っている。
バンドのテンションも尋常ではない。
クールに聴くなんて、できないな。ぜったい。

☆太陽と戦慄 キング・クリムゾン
ジョン・ウェットンがボーカルの頃。
やっぱりこのバンドは特別だ。どのアルバムも、みんな。
このアルバムも、どの曲もすごいけど、タイトル曲がとくに秀逸。

☆大沢誉志幸 初期2枚
コンフュージョンとコラージュ。
コンヒュージョンは3枚目の作品で、「そして僕は途方に暮れる」が入っているやつ。
この曲がもう、どうしようもなく名作なんだけれど、他の曲もみんなエッジが立った
キラーチューンばかり。

こんなのとか。


ああなんて野蛮で素敵な。
このCDはおすすめです。ラストの「ウーレイ」も心騒ぐ。

「コラージュ」は他人に提供した楽曲のセルフカバー集。
「すべて、この男の仕業だ」だっけ。そんなコピーがあったはず。
おまえにチェックイン、ガラス越しに消えた夏、ラビアンローズ、1/2の神話、
…、すごい才能だ。もっと新曲が聞きたい。

7月 19, 2011

きみは てんし

7月 19, 2011 0
はるか、はるかに昔のこと。


「あれ、Sさん、ウチ、ワープロ買ったんですか?」
「おお、いよいよな。OA化ってやつだな」

ある日いきなり隣の机に置かれていたピカピカのワープロマシン。

「富士通のOASYSってやつだ。あんた、新入社員でいちばん若いんだから、そういうの、どんどん使って覚えて」
「えー」
と困ったように言いながらも、すでに電源ボタンを押していた自分。
思えばあの頃から、人一倍おっちょこちょいだった…。

ぶーん、とゆっくり立ち上がる白黒画面。
「とりあえず、文字の打ち方覚えてよ。『親指シフトキーボード』だって」
「いや、キーボードもなにも、今まで和文タイプしか使ったことありませんし」
「キカイの中に、練習問題が入ってるらしいから、それで練習してみて。ちょうど、お客さんあての手紙を書いてるから、早く覚えて清書してよ」

(このおじさん、絶対自分で覚える気ないな…)
しぶしぶ画面からその練習問題を開く。

「キーボードの上に両手を置いてください。人差し指はここ、、中指は…、これを『ホームポジション』といいます」
(ふむふむ)

「まず、右手の練習をしてみましょう。人差し指から順に、この文字を打ってください」

   ”は  と  き  い  ん”


(はときいん? はと?)

キーボードをよくみると、確かにその順に文字が並んでいる。
ただの配列で、とくに意味はないらしい。
しかたなく人差し指、中指…とキーをたたく。

「次は左手です」

    ”せ  け  て  し  う”

(せ け て し う…と)


「つぎは右手で、キーボードの上に書いてある文字を…」

    ”み  お  の  ょ  っ”

(……)

だんだん、腹が立ってきた。
なんだよ、「みおのょっ」って。
そんな単語、打つことなんか、あるわけないじゃないか。

なにせはじめてさわった「キーボード」だし、
(パソコンどころか、ワープロ専用機でされ、最新鋭の機器だったのだ)
慣れない小指や薬指を伸ばして打つのも疲れるし。
「みおのょっ」なんて、あまりにもばかばかしくて脱力だし。

「Sさん、俺、なんかキーボードって好きになれそうにないです。多分相性が悪い」
「えー、まあそう言わずに、もうちょっと頑張ってみてよ」

いや自分が覚えたくないからだろう…と、ぶつぶつ言いながら
次のページへ進む。

「では、今まで覚えたキーを使って、次の文を打ってみてください」


    ”きみは てんし”


(……)



ちょっとだけ、感動した。
…やるなあ、キーボード。


はるか、昔のお話でした。
それではここで、ジミ・ヘンドリックスの「天使」を。



And I said, "Fly on my sweet angel,
Fly on through the sky,
Fly on my sweet angel,
Tomorrow I'm gonna be by your side"

飛ぶんだ 僕の天使
あの空をずっと 羽ばたいていくんだ
ずっと君のそばに いるよ

4月 10, 2011

【復興】

4月 10, 2011 0
【復興】
いったん衰えたものが、再びもとの盛んな状態に返ること。また、盛んにすること。再興。(大辞泉)

【revival】
a process in which something becomes active or strong again(Longman)

【reconstruction】
the work that is done to repair the damage to a city, industry etc, especially after a war (Longman)

復興って、なんだろ。

失われたものは、もうもどらないのか。
すこしずつでも、取りもどせばいいのか。
新しくなれば、いいのか。
変わればいいのか。
もっと、強くなれるのか。
忘れられるのか。


…わからないことだらけだ。
自分にできることを一つずつやりながら、
答えをずっと探し続けるしかない。


でも、ひとつ確かなことが見つかった。
この歌は、すごく勇気をくれる。




いつか見た夢を正夢にしよう
つまり毎日を行け
永遠に流れてる
体中巡ってる
俺のこの思いよ いますぐさあ行け

やり方なら自由
追いかけて転がり続けろ 心が太陽
風に聞け 空に聞け
行先は自由
何度でもBABY
風に吹かれて さあ飛び出すぜ

3月 04, 2011

ポーカーフェイス

3月 04, 2011 0
ガガ様、絶好調です。



[Lady Gaga Poker Faceの歌詞と訳詞]
I won't tell you that I love you
Kiss or hug you
愛してるなんて言ってあげない
キスもハグも絶対してあげない

Cause I'm bluffin' with my muffin
I'm not lying I'm just stunnin' with my love-glue-gunning
私のアソコでブラフをかけてるの
うそじゃない ほらこんなにlove-glue-gunning
気が遠くなる

Just like a chick in the casino
Take your bank before I pay you out
I promise this, promise this
Check this hand cause I'm marvelous
カジノの中の女の子みたいに
私を捧げに行くの
約束するわ 私、凄いんだから
さあ、チェックしてみて

Can't read my,
Can't read my
No he can't read my poker face
(she' got me like nobody)
Can't read my
Can't read my
No he can't read my poker face
(she' got me like nobody)

彼には絶対わからない
私のポーカーフェイス


やりたい放題だなあ。
プリンスのライブを初めて見た時も思ったことだけど、
才能の泉を持っている人というのは、
ほんとうに何でもやる。
コンポージングも、楽器も、アレンジも、
見たことのないようなファッションも、ダンスも。

汲めどもつきぬ。
…すごいです。
この曲のビデオも、ずいぶんたくさんみたけど、
全部、違うもんなあ。

*ところで、「love-glue-gunning」の訳は自粛…。

3月 03, 2011

Born This Way

3月 03, 2011 0
ガガ様、孵化です。



[ Lady GaGA Born This Way の歌詞と訳詞]

I'm beautiful in my way,
'Cause God makes no mistakes
私は美しい 
あるがままの自分はこんなに美しい
神さまは私を 完璧に創造してくれた
I'm on the right track, baby
I was born this way
私は正しい道を歩んでる
私はそのように生まれたの

Don't hide yourself in regret,
Just love yourself and you're set
後悔に自分を埋もれさせないで
自分を愛せばいい あなたは完璧なんだから
I'm on the right track, baby
I was born this way
私は正しい道を歩んでる
私はそのように生まれたの

これはすごいわ。
そりゃあグラミーも取るわ。
悪趣味と言われようと、エログロと言われようと、
圧倒的なパワー。ポジティビティ。自己肯定感。説得力。力技。

けっこう長く音楽を聞いてきたつもりだけど
多様性をこんなに誇り高く歌い上げた曲を、
今まで聞いたことがない。
これもひとつのダイバーシティなんだろうか。

No matter gay, straight or bi
lesbian, transgendered life
I'm on the right track, baby
I was born to survive
ゲイ、ストレート、バイセクシュアル、
レズビアン、トランスジェンダー、
なんであろうと関係ない
私は私の道を行く
自分らしく生きて行くために生まれたのだから

No matter black, white or beige
chola or orient made
I'm on the right track, baby
I was born to be brave
黒でも白でもベイジュでも
コーラでもオリエント製でも
みんな関係ない
私は私の道を行く
誇り高い戦士として生まれたのだから

人間って、ここまでパワフルになれるんだ。
すごいものを作れるんだ。

「I was born to be brave」
眩しいくらいの自信。
血が騒ぐわ。

3月 02, 2011

ついてないオンナ

3月 02, 2011 0
2曲めだよ~。ポールとエースの二人羽織ギターが見モノ。




[KISS Hard Luck Woman 歌詞と訳詞]

If never I met you
I'd never have seen you cry
出会いがなければ、君を泣かすこともなかったのに
If not for our first "Hello"
We'd never have to say goodbye
最初の「ハロー」さえなければ、サヨナラを言わなくてもすんだのに
If never I held you
My feelin's would never show
抱きしめることさえなければ、こんな気持になることはなかったのに

It's time I start walkin'
But there's so much you'll never know
もう行かなくちゃ 
君にはわからないだろうね
I keep telling you hard luck woman
You ain't a hard luck woman
ついてない ほんとについてないオンナだね 君は
僕と別れるなんて


祝来日!
しかもオリジナルメンバー?
いや、そんなはずはないか…。ポールとジーン・シモンズだけだよね。
新聞の広告ではエースとクリスもいたように見えたのに。

この歌を始めて聞いたときは驚いたなあ。
地獄とか血糊とか暴走とか悪魔とか、そんなおどろおどろしいイメージで売り出していたバンドが、
こんなリリカルでメロディアスな曲をプレイするなんて。
最初はまじにロッド・スチュアートの新曲だと思っていた。

しかも鬼メイクはそのままで。
でも、意外と違和感はなかったけれど。
ブランディングってやつですかね。

ボーカルがドラマーのクリスだというのも、驚き。
それまでの曲では、コーラスさえ取っていなかったようなのに。
引き出しも、ふところも、ずいぶん幅広い人たちなんだな~と思ったものでした。

しかし、wikipediaの「KISS」の項目は充実してますね。みんな好きなんだよねー。

2月 28, 2011

Only Love

2月 28, 2011 0


[ ニール・ヤング、Only Love Can Break Heart の歌詞と訳詞 ]

When you were young
and on your own
まだ若くて 自分のことしか信じられなくて
How did it feel
to be alone?
一人ぼっちの気持ちがわかるかい?
I was always thinking
of games that I was playing.
いつも自分のゲームのことばかり考えて
Trying to make
the best of my time.
でもずっと せいいっぱいやってきたんだ

But only love
can break your heart
だけど、この愛だけが心を溶かしていく
Try to be sure
right from the start
はじめからそうすればよかったのかもしれない
Yes only love
can break your heart
そう、この愛だけが心を溶かしていく
What if your world
should fall apart?
世界が溶け落ちてしまったらどんな感じだろう


ああ、やっぱりイイ歌だなあ…。
ポールとのデュエットなんて、えらくレアなビデオだけど、
やっぱりニールが光っている。


この曲が収められているのは
ニール・ヤング、1970年発表の3枚目のアルバム、
「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」。


高校に入って音楽をやり始めたときに、
ガロからCSN&Y(4way streetだっけ)へ行って、
それからニール・ヤングにハマった。

手に入るアルバムは全部聞いた。
「ハーベスト」、「渚にて」、「今宵その夜」、「ズマ」。
でも、「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」の良さは格別だった。

軽快な「テル・ミー・ホワイ」から始まって、
ほぼピアノ一本で切々と歌われる「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」。
その次にこの「Only love...」が入っているのだけれど、
なんていうんだろう、というか、もう言葉がなかった。

すごくシンプルなメロディで、演奏で、
ボーカルも細く頼りなげで、
でも、心の奥の深いところが、揺さぶられてしかたなかった。
ちょうどお酒を覚え始めた頃で、
あの頃は剣菱一本やりだったのだけれど、
ほろ酔いでこの歌を聞いたりすると、もういけなかった。
胸が詰まって、苦しくなって。

どんなつらいことがあったって、この気持ちさえあれば、だいじょうぶ。
そんな愛に、自分はこれからめぐり合えるんだろうか。
不安で、泣きたくなることも多かったけれど、
苦しい夜も何度もあったけれど、
この曲を何度も聴いて、涙をながすことで、救われる時があった。
癒されて、元気が出てくることがあった。

もう35年もあれから経ってしまったのか。
でも、この曲は、やっぱりいい。感じる心は、変わらない。

2月 27, 2011

整理は「ソート」

2月 27, 2011 0

UNIQLO、スマップ、楽天、キリンなどなど超一流のクライアントをかかえ、次々に目覚しい仕事を発表しているアートディレクター、佐藤可士和。
本書は彼の、はじめての著書。
テーマは「超整理術」。

断捨離はじめ、いま整理術は大流行だけど、これはモノを整理することからはじめて、情報や思考の整理まで到達しよう、という趣旨の本。
「整理」を極めると「クリエイティブ」になる。

タイトルの英訳もそれを語っている。
“Ultimate Method for Reaching the Essentials.”
「整理」とは「Reaching the Essentials」本質をつかむことであると。

空間を整理すること(机とか身の回りとか)からはじめ、
情報を整理し、ついに思考を整理する。
具体的なノウハウもたくさん記されているが、
根本となる考え方は、「すっきり・シンプルにすることで、わかりやすくなる。ムダやリスクもなくなる。本質が見えてきて、解決が進む」ということ。

こう書いてしまうとけっこう当たり前に思えるけど、徹底的に突き詰めて実行することは、ものすごく難しいんじゃないだろうか。強い意志も、スキルも必要だと思う。

口絵で「サムライ」という彼の事務所の写真が掲載されているが、これがすごい。
見事なくらい何もモノがない。来客・打ち合わせ用スペースは白く長い部屋に、ただ長机といすがあるだけ。ほんとうに何もない。数十人のスタッフがいるそうなのだが、その作業部屋も、真ん中に打ち合わせ用の長机と椅子、壁に向かって机と椅子、そしてMacのみ。しつこいけど、なにもない。

ふつう、制作会社って、それこそモノにあふれたカオス状態がデフォルトだと思うんだけど…。
この状態をキープするために、彼はなみなみならぬ労力を払っているらしい。


さて、空間の整理を導入に、彼は今までの実績を事例に、情報の整理・思考の整理について詳しく述べている。情報も思考も、はじめは混沌としたものだが、「状況把握」→「視点導入」→「課題設定」のプロセスで整理を進める。混沌とした状況を把握し、視点・軸を決めて導入し、見えてきた「あるべき姿」に到達するするための課題を見つけ、解決していく。


読んでいて強烈に「そうか」と思ったことがある。
「ソート」ということば。
混沌を並べ替え、秩序を施し、本質に迫るためには「ソート」が必要なのだ。
よく「切り口」とか「軸」とかいうが、それはこの「ソート」を行うために必要なこと。
どんな「視点」でソートするかによって混沌とした現実はさまざまな整序結果を見せる。
最適なソート結果を得たとき、課題は解決に向かう。

単なる部屋やオフィスの整理術とは全く異なるベクトルを持った書籍です。

でも、とりあえずどうするか、という身近なノウハウもいっぱいなので、
まずは身の回りから実践をはじめている。

いろいろなものがスッキリして、把握できて、コントロールできるようになる、
これはすごい快感。
 
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