11月 14, 2017

エンケンを悼む

11月 14, 2017 0
エンケンが死んでしまった。

エンケンといっても遠藤憲一でもないし(好きなんですけどね)、
昔々のコメディアンでもない(ありゃエノケンか)。

僕らの時代のエンケンと言えば遠藤賢司。
長髪でギターを爪引きながらカレーライスや鼠の歌をぼそぼそと歌い、
「四畳半フォーク」の代表みたいだった人。



何を思ったか、ある日とつぜんアドレナリン全開になって、

「東京ワッショイ」や「不滅の男」など、
まさにトンでもない、
誰も真似のできない名曲を次から次に生み出し、
圧倒的なパワーでパフォーマンスを繰り広げた男。

まあほんとうにトンでもない。
今回改めてYouTubeを見直したのだけど、
こんなに名曲揃いとは。

「笑っていいとも」でお茶の間がロックンロールになった貴重な記録。
生ギター一本でここまでロック・スピリットを感じさせてくれたのは
あと清志郎くらいか。そういえば清志郎も「笑っていいとも」で歌っていたなあ。


70歳でがんで死去。なにか切ない。
もっとこの人の歌を、ライブを、感じておけばよかった。
これからはもう、音源と映像でしか会えないけれど。

友部正人との共演、「夜汽車のブルース」。
本当に名演。もう、言葉もない。

 
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