11月 16, 2010

プログレ喫茶

11月 16, 2010
プログレ喫茶なんて、まだあるのだろうか?
いや、それ以前に、「プログレ」ってなに?
って言われてしまうのだろうか。
(最近の若い人にはわからないかなあ、なんて
 ロックの話題で言うセリフじゃないけど…)

「プログレ」とは「プログレッシブ・ロック」のこと。
進歩的・前衛的手法を取り入れたロック一般のことで、
ポップスと相反する概念?(ホントかな)

本来は何でもありで、ジャズやクラシック、
民族音楽、フリーインプロビゼーション、謡(?)、
など、いろんな要素やテクニックを取り入れて
今までにない音楽をプレイするバンド群を
プログレッシブ・ロック・バンドと呼んでいた。

でも、狭義では、クラシック要素の強い、大作主義の作品を
作るバンドをなんとなく呼ぶことも多かった気がする。
イエス、エマーソン・レイク&パーマー、ムーディー・ブルース、
とか。

リック・ウェイクマン(イエスのキーボードプレイヤー)のソロライブなんか、
ハモンドやメロトロン、エレピやクラビネットなんかを
ずらーっとならべて、それをぜーんぶ使って、
ひとりオーケストラでクラシックの名曲を見事に再現して、
やんやの喝采を浴びてた。

今でもあれはすごかったなあ、と思う。
たとえばこんなの。



さて、これらのクラシック寄りのプログレは、ある意味ポップさを持ちえていて、
それはそれで「何がプログレやねん」と、自分のようなひねくれ学生には
いわれのない突っ込みを浴びていたのだろうけれど、
もっとフリーキーで、狂気・凶器に満ちたようなバンドもたくさんいた。

テクニカルなのかどうかわからない、
なんだかさっぱりわからない、
予定調和なんかまったく考えもしていない、
ただただ衝動的で、暴力的で、自殺的で、
もう少し後の時代だったら、間違いなくノイズ系と分類されたような、、
そんなバンドもたくさんいた。
そして、ひねくれ学生は圧倒的にこちらを支持したのでした。

何でこんなことを書いているかというと、
いきなり「夢音」という横浜のプログレ喫茶のことを思い出したから。

(続く …かも)



 
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