5月 30, 2010

パラダイス・ロック

5月 30, 2010 0
YouStreamもすごいことになってきてるけど、やっぱりYouTubeが大好きで、夜ごと夢中になっている。
中でもやっぱり、自分の青春まっただ中のころのバンドのクリップはたまらない。

RC。バービーボーイズ。レベッカ。ボウイ。ジギー。イエモン。アースシェイカー。X-RAY。ラウドネス。44マグナム。戸川純。筋少。オーラ。山下久美子。どれもすばらしいバンドばかりで、全く古さを感じない。心はただ震えるばかり。次から次へ、時空を超えてリンクするアーティスト、ナンバー、ライブ、そして自分の過ごしてきた日々…。

いいバンドばかりだったなあ…。YouTubeのコメントの数々を見ていても、同時代を過ごしてきた人たちの感動の言葉や、さまざまな人生、考え方に触れることができ、感激もひとしお。

でも、気になることが一つ。「昔のバンドはこんなによかった」「いま、こんなに感動するバンドはいない」「心に響く歌声はない」…お気に入りのバンドへの愛情のあまり、つい今の音楽への否定に気持ちが傾いてしまいがちな人がいる。でもそれって、自分たちがガキだったころの、カッコ悪い大人たちの言葉そのものでは。

音楽は続いてる。祭りはずっと続いてる。切れ目なく。ロックンロールの魔法にかかった限りないバンドが、アーティストが、プレイヤーが、シンガーが、ダンサーが、新しい宝物を次々に生み出して、新しい世代のオーディエンスを熱狂させている。

たとえば、こんなふうに。



YouTubeは音楽をフラット化させたよね。国籍も、時代も、もう壁はない。今の僕らの前には、自分が生まれる前のオールディズも、80年代のロックも、今生まれたばかりのマッシュアップトラックも、すべて同じ位置で、それぞれが、それぞれのすばらしさで、輝いているんだ。

パラダイス・ロック。もっと楽しめるよ。すべては進行中。

5月 28, 2010

ポール・マッカートニーと USTREAM

5月 28, 2010 0
USTREAM でポール・マッカートニーを見た。

そろそろ寝ようかなーと思って最後にちょっとアクセスしたら、なんと「もうすぐポールの登場」だって。「マジ?」 

呆然としている間に、実にさりげなーくご当人登場。自宅の庭? みたいなところでゆるーくしゃべりだした。全世界から怒涛のようにタイムラインにコメントが流れ込み、twitterには「ポールだ! 生だ! みんな見にこーい!」という叫びが溢れ出し、あっという間に四千、五千の観衆が。

いやあ、すごい時代になったものです。テレビの生中継と、何かちがう。なんだろう。
作られてない、演出されてない、編集されてない、というのがやっぱり新鮮なのだろうか。
あと、いっしょに見ている、参加している人たちとの「同時感」(変な造語ですが)、バイブレーションの高まりみたいなのもあるのかなあ。

放映の中ではライブ風景もあって、でもこれは最近のツアーの録画クリップだったみたい。
そこで流れてた曲はこれ(テイクはちがうけど)。


♪「バンド・オン・ザ・ラン」歌詞と訳詞



Well the night was falling
as the desert world
Began to settle down
In the town they’re searching for us every where
Cause we never will be found

夜が降りてきて
すさんだ夜も 少しは静まるころ
街では相変わらず 俺たちを探しまわってる奴らがいる
ぜったいに 見つかってなんかやらないぜ

Band on the run
Band on the run
And the county judge who held a grudge
Will search for evermore

俺たちは逃げる
どこまでも 自由に
裁判官が恨みがましく 俺たちをずっと追ってくるけれど
というわけで、最近はustream、すっかり目が離せなくなりました。
こないだはいきなり、有山じゅんじさんのスタジオ録音風景が放映されたし。プラスティックスの代官山ギグもよかったし。

5月 08, 2010

Can't Smile without You

5月 08, 2010 0


You know I can't smile without you
I can't smile without you
I can't laugh and I can't sing
I'm finding it hard to do anything
You see I feel sad when you're sad
I feel glad when you're glad
If you only knew what I'm going through
I just can't smile without you

キミがいなくちゃ ニコニコできない
キミがいなくちゃ ぜんぜンダメさ
笑顔なんてムリ 鼻歌なんてムリ
何をやるにも シンどくってしょうがない

キミが悲しいときは 僕もおんなじ
キミがうれしいときは おんなじ気持ちさ
僕の気持ちをわかってくれたらなあ
キミがいなくちゃ だめなんだ
----------------------------------
ひきつづき、バリーマニロウの大ヒット曲、「Can't Smile without You」。
パームツリーのネオンが気分です。

ところでこの曲、映画「ヘルボーイズ」のなかで使われている。
監督のデル・トロ氏はインタビューにこんな風に答えている。

「自分は若い頃、ミリタリー・ファッションに身を包み、セックス・ピストルズやAC/DC、ヘビメタ調の曲を好んで聴いていましたが、恋しているときにこっそり聴いていたのが実はバリー・マニロウなんです」
その映画のシーンは見当たらなかったけど、こんなかんじ。

5月 07, 2010

哀しみのマンディ

5月 07, 2010 0

I remember all my life
Rainin' down as cold as ice
Shadows of a man
A face through a window
Cryin' in the night
The night goes into

Mornin', just another day
Happy people pass my way
Lookin' in their eyes
I see a memory
I never realized
How happy you made me, oh Mandy

つらかった毎日を思い出してるんだ
雨に濡れ、氷のような寒さに凍えていた
自分の影が 窓の向こうから僕を見ている
悲しくて泣きながら夜をすごせば…また次の朝 

幸せそうな人々が行き過ぎる
彼らの瞳の中に僕は自分の思い出を見る
今まで気づかなかった
君のおかげで、どれだけ僕が幸せだったか
ああMandy。

バリー・マニロウ、1974年のヒット曲。

好きだったんだ、この人。
ルックスはちょっとサンダーバードの人形みたいだけど、
深みのある声でピアノの弾き語りをする姿に、あこがれたものだ。

全面こんな感じかと思ったら「コカパバーナ」みたいな曲もいきなりヒットさせて、
ライブの模様を見たら、なんと達者に踊ってるではないですか!
何でもやる、エンターティナーだったのですね。

この歌も名曲だ。「哀しみのマンディ」って邦題はなんだかなー、って思うけれど。
実は今の今まで「Monday」だと勘違いしていて、「月曜日は悲しい」って歌だと思ってました。
ブームタウンラッツの「哀愁のマンディ」と、完全に取り違えてましたね。すみません。。人の名前でした。

5月 01, 2010

翻訳ブンガクは悲しい

5月 01, 2010 0

ニッポンの小説ばかり読んでる。
ミステリーとか、古典とか、
SFとかアドベンチャーとかロマンスとか、
ほんとは海外もので読みたいものはたくさんあるんだけど、
なかなか手が出ない。
読み始めても、たいてい途中でやめてしまう。

だって…、翻訳が、あまりにあまりだと思うから。
わかりやすい、すばらしいっていう翻訳にほとんあったことがない。

 

なぜだろう、いくらなんでも、もうちょっとなんとかならないんだろうか。
みんな、気にならないのだろうか。
現実離れしたせりふ語り口、やたら長くて、構文がとりにくい文章。
「!」や「?」がどうしてあんなにでてくるの?(確かに原文どおりかもだけど、日本文にはそぐわない)
なんであんなに直訳なの?

翻訳ものの編集者って、日本語としてどうか、っていう手入れは
あまりしないものなのだろうか。

実用書の翻訳は、ほとんど日本語としてストレスを感じない、優れたものが多いし、村上春樹とか安西水丸のような人たちの海外文学の翻訳は、ほんとうにすばらしいと思うのだけれど…。

競争の少ない世界なのだろうか…。

最近はあきらめて、原語で読んだほうがよいのかと思い出した。
がんばって語学力をアップして、
原語でフィリップ・マーローを読んでみたい。
このごろの、ひそかな目標。

 
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