大槻ケンジの「縫製人間ヌイグルマー」を読んでいる。
この人の作品も、けっこう出来不出来(というか好みかなあ)が激しいと思うんだけど、これは当たり。
面白い。よく出来てるし、のめりこめる。
「ヌイグルマー。これは、愛するものを守るために
自ら望んでぬいぐるみになった、勇敢なものたちの、
戦いの物語である」
なんかやっぱり、いまひとつ力の入らない設定なんだけど…。
高円寺を舞台に、ぬいぐるみ、あみぐるみ、ゾンビ軍団、阿波踊り軍団、ロボット大統領「ロボデント」、片腕ロリータ、スプーン曲げ超能力少年、姫、そして大勢の赤ん坊が繰り広げる血みどろ死闘。
スプラッタあり、プロレスあり、愛あり涙ありジミヘンあり、の大作である。
ケンジくんの作品はふだんホヨホヨ~としたエッセイを多く読んでたんだけど、こんなにりっぱなフィクションが書けるなんて…。
あらためて見直しつつ、まだ長髪だったころの筋少の曲を。
「小さな恋のメロディ」
(「小さな恋のメロディ」歌詞)ああ、まるでパープル。
メロディ メロディ メロディ 「恋も人も」
メロディ メロディ メロディ 「ねえ消えるでしょ?」
メロディ メロディ メロディ 「だからあたし」
メロディ メロディ メロディ 「早く死んで消えるの」
燃え上がるリフと哀愁のメロディ、ノドをふりしぼるシャウト。
最高っす!!!
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