5月 01, 2010

翻訳ブンガクは悲しい

5月 01, 2010

ニッポンの小説ばかり読んでる。
ミステリーとか、古典とか、
SFとかアドベンチャーとかロマンスとか、
ほんとは海外もので読みたいものはたくさんあるんだけど、
なかなか手が出ない。
読み始めても、たいてい途中でやめてしまう。

だって…、翻訳が、あまりにあまりだと思うから。
わかりやすい、すばらしいっていう翻訳にほとんあったことがない。

 

なぜだろう、いくらなんでも、もうちょっとなんとかならないんだろうか。
みんな、気にならないのだろうか。
現実離れしたせりふ語り口、やたら長くて、構文がとりにくい文章。
「!」や「?」がどうしてあんなにでてくるの?(確かに原文どおりかもだけど、日本文にはそぐわない)
なんであんなに直訳なの?

翻訳ものの編集者って、日本語としてどうか、っていう手入れは
あまりしないものなのだろうか。

実用書の翻訳は、ほとんど日本語としてストレスを感じない、優れたものが多いし、村上春樹とか安西水丸のような人たちの海外文学の翻訳は、ほんとうにすばらしいと思うのだけれど…。

競争の少ない世界なのだろうか…。

最近はあきらめて、原語で読んだほうがよいのかと思い出した。
がんばって語学力をアップして、
原語でフィリップ・マーローを読んでみたい。
このごろの、ひそかな目標。

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