http://minasan-movie.com/
団地にはなんでもある。
床屋もケーキ屋も、スーパーも食堂も。
友だちも仲間もいる。喧嘩相手も、初恋相手も。
集会所で同窓会もできる。恋も就職もできる。
だから…、ぼくはこの団地から出て行かない。
一生、この団地で生きていく。
…って決意する主人公の度会くん。小学校卒業のときに。
なぜ? …ってもちろん、深いわけがあるんだけれど。
母親も友だちも、そんな彼を暖かく見守る。
隣の女の子や、同級生の美少女との恋もありつつ…、
でも、いつのまにか仲間はみんな、団地を去っていく。
ひとりだけ団地を出ていけない渡会くん。
みんな、行ってしまう。みんな変わってしまう。
「変わってしまうのって、そんなにいいことかな。
あたしは変わらないのがいいな」
そう言っていた彼女も、いつか大人になって、団地を、自分のもとを去ってしまう。
「あたしはふつうに生きたいの…」 ふつうって変わっていくことなのかな?
団地の外へ続いていく階段を、どうしても降りていけなかった度会くんが
あるとき…。
つらい物語だなあ。
今のところ、なんとなく小器用に生きて行けているのかもしれない自分がいて、
でもそんなのはちょっとした偶然の積み重ねかもしれなくて、
彼のようにうまく生きられない人もたくさんいるけど、それはもしかしたら自分だったかもしれない。
いや、これからの自分かもしれない。
そうなったとき、彼ほど頑張れるだろうか、ひどく疑問だ。
いろんな人がいて、みんなそれぞれ無理をせずに生きていってもいいんだって、
寛容な想いを、お互いがもてるようになれば、少しだけ世の中も楽になるのかもしれないな。
テーマソングがエレファントカシマシの「Sweet Memory」。
「生きてるといろんな思い出ができるけど、…」
「思いにつぶされないように、明日もどーんといこうぜ!」
賛成!!
1月 31, 2013
登録:
コメントの投稿
(
Atom
)
0 コメント :
コメントを投稿