7月 19, 2013
箱入り息子の恋
7月 19, 2013
不器用なふたりの恋の物語。
テアトル新宿は、場内、号泣の嵐でした。
となりが中年男のお一人様だったんだけど、
この人がまたずっと号泣しっぱなしで。
そして自分も不覚にも、つられてしまい。
でも これだけ泣ける映画は久しぶり。
必見ですよ。ホントです。
「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」って言ったのは早川義夫だけれど、
この映画は「かっこ悪いってことはなんてかっこいいんだろう」って感じ。
大切な人のためなら、どんなにみっともなくたっていい。どんなに傷ついたって、失くしてしまうよりはまし。ボロボロになっても、絶対あきらめない。星野源、大熱演です。夏帆のはかなくて透明な美しさも、奇跡のようだったよ。
しかし、吉牛で涙するとは思わなかったなあ。。。
吉野家のシーンは2回あるんだけど、どちらもほんとによかった。
ささやかだけどやっと手に入れた、二人だけの大切な一瞬。
そしてそれを失くしてしまったときの、とりかえしのつかない悲しみ。
この2つのシーンをつなぐのが、つゆだくの牛丼。
こう書くとギャグみたいだけど、でも本当につらいことって、
そういうふとした時に襲いかかってきて、心をずたずたにしてしまう。
そういうものだよねえ。
この二人が、街のどこかでひっそりと幸せに生きていってくれたらいいなあ。
ラベル:
ロックとブンガク、そしてシネマ
,
思いは果てしなく
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