12月 20, 2009

君が行ってしまう  Phill

12月 20, 2009
フィルコリンズの84年の大ヒットです。
「AGAINST ALL ODDS」。

マライア・キャリーとか、
いろんな人がカバーしているらしい。
ここでは、映画「流されて」のラストシーンから。



「AGAINST ALL ODDS」歌詞と訳詩(発行人による)

How can I just let you walk away
Just let you leave without a trace
When I stand here taking
Every breath with you
You're the only one
Who really knew me at all
君が行ってしまう
まるで僕らのことが
何事もなかったように、
行ってしまおうとしている

僕はここにいて 
君をただ抱きしめている
二人でいっしょに息を合わせて
…行かせたくない…

君だけが
僕のことをわかってくれてた
たった一人の人

How can you just walk away from me
When all I can do is watch you leave
'Cause we've shared the laughter and the pain
And even shared the tears
You're the only one
Who really knew me at all

なぜ、君は行ってしまう
僕は君を
見つめていることしかできない
ふたりでずっと 
笑ったりつらい思いをしたり
いっしょに泣いたりしてきた

僕のことをわかってくれるのは
君だけなのに

So take a look at me now
Oh there's just an empty space
And there's nothing left here to remind me
Just the memory of your face
Take a look at me now
'Cause there's just an empty space
And you coming back to me is against all odds
And that's what I've got to face

僕を見て 空っぽの僕を見て
僕にはもう何もない 
君のおもかげのほか、何も
僕を見て 空っぽの僕を見て
君はもうもどらないんだね 絶対に
それを僕は受け入れなければならないんだね


いかにも80年代のバラードです…。
当時の自分も、ここぞ、というときの勝負曲として、
カーステのテープには必ず入れてました。
(「カーステ」ってのがすでに恥ずかしいですが)

抱きしめあいながら、おたがいの呼吸をあわせる
息づかいと鼓動が、シンクロしていく。
まったく別々の人生を生きてきた
二つのたましいが
化学変化のように一つに溶け合う奇跡。

そういうことを「taking Every breath with you」
って言うのでしょうか。
ポリスとか、いろんな人の歌詞にも
よく出てくるフレーズに思えます。

ほんとうに好きな人と、そうなったときは、
「もうどうなってもいいや」って思いますよね。
世界のなにものも、いまこの瞬間の大切さに
引き換えられるものはないって。


でも、いつか、それも終わるときがくる。
体が、心が、ばりばりと引き裂かれるように。
血が、たくさん出るんですよね。
たとえでなく、ほんとうに。

それでも、ぼくらは生きていかなければいけない。
明日という日に、また向かっていかなければいけない。
こんなにつらいなら、出会わなければよかったのに。
こんなにつらいなら、もっと楽に愛し合えばよかったのに。
でも、いつかこの痛みが薄らいだら、
きっとあなたと過ごした日々を
宝物のように思い出すときがくるのだろうか。

いつか。

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